入店した瞬間、“あ、客として見られてない”と感じたことはありませんか? せっかくの買い物も、そんな冷たい視線が刺さると一気に気持ちがしぼんでしまいますよね。今回は筆者の友人が体験した「痛快な逆転劇」をご紹介します。
値踏みするような冷たい視線
その日、私は仕事の合間に、ふらりとハイブランドのブティックに立ち寄りました。
服装は動きやすいデニムにTシャツという、かなりラフな格好。
そのせいか、1人の女性店員の視線が、どこか私を値踏みしているように感じられました。
向けられる作り笑いの下に「この人、冷やかしかな?」というレッテルが透けて見えるようで、なんとも居心地の悪い空気が流れます。
失礼すぎる一言にカチン
ディスプレイされていた新作バッグを手に取ると、店員はすかさず近づいてきて、私にこう告げました。
「そちらは非常に特殊なレザーでして。お手入れも大変ですし……お客様には少し、扱いが難しい商品かと」
その言葉には明らかに「あなたにこの価値は分からないでしょう?」という棘が含まれていました。