息子が幼稚園で作ってきた作品やプレゼントを捨てられず、気づけば部屋が作品だらけに。
そんな私を救ってくれたのは、ママ友のひと言でした。
「思い出は形を変えても残せる」と気づかせてくれた出来事です。
思い出が増えるのはうれしいけれど……
子育てをしていると、毎日のように“思い出”が増えていきます。
中でも、幼稚園で作ってくる作品や手作りのプレゼントは、どれも愛おしくて捨てられないものばかり。
私もその一人で、息子が4歳の頃には絵や折り紙、行事ごとのプレゼントが家に山のように。
最初は「全部大切にとっておこう」と思っていたのですが……。
部屋の中が作品だらけに→モヤモヤ
気がつけば収納スペースはパンパン。
リビングの一角は作品で埋まり、見た目にもごちゃごちゃしてきて、少しずつストレスに。
でも「捨てよう」とはなかなか思えず、モヤモヤが募るばかりでした。
そんなある日、お客さんが来たときのこと。
「すごい量ですね」と笑い混じりに言われて、なんだか恥ずかしくなってしまったのです。
ママ友のひと言で救われた
それをママ友に何気なく話したところ、
「全部写真に撮って残しておけばいいんじゃない?」と提案されました。
最初は半信半疑でしたが、試しに撮影してみると、想像以上に心が軽くなってきました。
写真がくれた“整理”と“安心”
一つ一つ丁寧に撮影するうちに、その時の思い出も一緒に記録されているような気がして、嬉しくなりました。
実物は手放しても、スマホを開けばいつでも見返せる。それがとても大きな安心につながったのです。
写真にして残すことで、息子の成長の軌跡がしっかりと形になり、部屋のスペースも心のゆとりもぐっと増えました。
これからも“思い出”を大切に
今では、新しい作品ができたらまず写真に収めるのが習慣に。
将来、息子が大人になったとき、この写真を見せて一緒に笑い合える日が楽しみです。
「思い出は、物じゃなくても残せる」
この経験を通じて、私はそう実感しました。
子育ては片付かないことの連続だけれど、ちょっとした工夫で、思い出もスッキリも両立できるのだと気づけました。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。