これは、筆者の友人の娘 Nちゃんの話です。
かつて人見知りが激しかったNちゃんに、父親はいまも “昔のままの娘像” を重ねていたよう。
でも久々の帰省中、成長した娘の “意外な返し” に、思わず言葉を失ったそうです。

かつての “パパ命” な娘

友人は、転勤族の夫と子ども2人の4人家族。
長女のNちゃんは、かつて極度の人見知りで、特に男性に対して警戒心が強い子でした。
社宅では、他の家のお父さんを見ただけで泣き出してしまうほど。
誰かに抱っこされるなんてもってのほかで、見送りのときに手を振り返すのも、夫に対してだけでした。
そんな姿を見て、夫は「俺じゃないとダメなんだな」と、まんざらでもない様子だったのです。

家族の生活が変わっても、父の中では……

その後、地元に戻って家を購入し、Nちゃんたちも無事に成長。
ところが夫は再び転勤になり、今度は単身赴任に。
直接会う機会は減ったものの、電話や帰省のたびに交流は続いていました。
ただ、夫の中では、Nちゃんは今も「人前で話せない かよわい子」のままだったようです。