予約当日、現れたのは
けれど当日、
義姉一家が当然のように現れただけでなく、その隣には見知らぬ“ママ友一家”の姿まで。
父が「あの人、だれ?」と戸惑いながら尋ねた瞬間、
さすがの義両親も目が点になり、その場の空気が一瞬で凍りついたそうです。
後でわかったのは、義母の何気ない電話でした。
「来週の水曜ね、佳代ちゃん(仮名)たちと鉄板焼き行くから楽しみなの」
それを聞いた義姉が、自分で勝手に予約を追加していたのです。
切れない関係のしんどさ
さすがに両親も驚いたものの、見栄もあって会計はそのまま済ませたとのこと。
さらに義姉は、美紀さんの娘に向かって
「新しいおともだちが増えて、今日はたのしいね!」と笑顔で話しかけていたそうです。
母は心の中で、何度もうなだれたといいます。
後日、とうとう母から愚痴の電話がかかってきて
「もうあの人、無理よ」そうため息まじりにこぼしていました。
美紀さんは
「子どもたちの仲が良いだけに、こちらから切ることもできなくて」と、
今もその関係に悩み続けているようです。
【体験者:30代・女性パート、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。