子供も小学校高学年になると、親と一緒に出かけるのをいやがったり友達を優先したり、だんだんと自分の世界が広がっていくようです。筆者の娘は逆に幼児に戻ったかのように甘えてくるのですが……。

見てて! ずっと見てて!

私には小学5年生の娘がいますが、最近彼女がとても甘えん坊です。

今までは「お母さん」と呼んでいたのに、「ママ」呼びに戻りました。
宿題やゲーム、何をしていても、

「ママ、見てて! 一緒にやろう!」

私が家事をしていると、

「ママ、何してるの?」

と、後をついて回ります。

はて、なんだかこの感じ、懐かしい……
そういえば娘が2、3歳の頃は毎日がこんな感じでした。
可愛いけれど、自分一人の時間が持てずに辟易したものです。

そして夜になると、

「ママ、一緒に寝よ?」

と言い出しました。
自分の部屋で一人で寝るようになってからは一緒に寝ていなかったので、驚きましたがどこか嬉しさもありました。

懐かしいぬくもり

夜、一緒の布団に入ると娘は、

「ママ、大好き!」

ギュッと抱きついてきて、そのまます~っと眠ってしまいました。

温かいな。

ふと見た娘の寝顔は、赤ちゃんの頃と変わらないあどけないもので。

思春期の入口に立つ年頃になり、生意気なことを言ってケンカになることもありますが、寝顔は小さい頃と変わっていないことに気がついた私。

大きくなったと思っていたけれど、まだ10歳。無条件に親に甘えたい時もあるんだろうな。よし、この子が甘えてきた時は私も全力で応えよう。