親が何度言っても勉強の習慣が身につかない息子。しかしある日の漢字テストの告知をきっかけに、突然やる気を見せ始めて……? 友人が、体験談を語ってくれました。
勉強の習慣がない息子
小学5年生の息子に、勉強の習慣はまったくありません。
学校からは「学年×10+10分、つまり60分以上は自学しましょう」と言われているものの、わが家では宿題をするのが精一杯。
言い方を変えたり、時間を決めたり、おやつで釣ってみたり……。「勉強しなさい!」と叱った回数は100回と言っても過言ではありません。親の工夫もむなしく、彼のやる気が出るスイッチはどこにも見当たりません。
漢字テストの告知が、息子の心に火をつけた
そんな息子も高学年。最近宿題の量は少なくなり、自学の比重が増えてきました。
ところが、「宿題が減る=机に向かわない時間がさらに増える」という事態に。私も半ばあきらめモードで、「このままでどうするんだ」と嘆く日々。
ところが、ある日クラスで「漢字テストをするよ」と先生から告知がありました。範囲はプリント1枚分と明確。
これが息子の様子をガラリと変えたのです。