うちの息子、ついにお手伝いしてくれるように!
最近、うちの4歳の息子がよく「お手伝いしたい!」と声をかけてくるようになりました。最初はその気持ちがとてもうれしかったけれど、正直に言うと「テレビでも見ててくれた方がラクだな……」と感じることも多くて。
洗濯物を畳んでも、結局ぐちゃぐちゃになってやり直す羽目に。時間も倍以上かかるし、私のイライラはどんどん募るばかりでした。
正直に言ってしまった一言で気づいたこと
そんなある日、ママ友との何気ない会話で「最近、ちょっとお手伝いしてくれるんだけど、正直言うと、ちょっと大変に感じることもあるんだよね」とこぼした私。
すると彼女が、笑いながらこう言ってくれました。「もう4歳でしょ? ちゃんと話して教えれば、立派な戦力になるよ!」と。
彼女は、「靴下を左右で揃える」「お風呂掃除の予洗いを任せる」など、小さなタスクから始めることが大事だと教えてくれました。
最初は半信半疑……でも試してみたら
最初は半信半疑だったけれど、試しに息子に「これお願いできるかな?」と声をかけて、洗濯物を一緒に畳んだり、お風呂掃除を頼んでみました。最初はもちろん失敗ばかり。でも、怒らずに根気よく教えることを意識しました。
半年後、驚きの成長
それから半年経ち、今では洗濯物を少し歪ながらもちゃんと畳んでくれるようになり、お風呂掃除も仕上げ以外は息子がひとりでこなせるように。
私はその成長に驚きました。まだまだ赤ちゃんだと思っていた息子が、こんなにも頼もしくなっていたなんて。
私が気づいたこと
反省したのは、「小さいからムリ」と決めつけていたのは私だったこと。面倒だと思って遠ざけていたお手伝いが、実は息子の成長のチャンスだったなんて。
最近では、息子が「ママの役に立てた!」という表情で誇らしげにする姿を見て、“誰かの役に立つ”という経験が、子どもの自己肯定感を育むんだなと実感しました。
子育ては向き合い方が大切
子育てはただ見守るだけではなく、手間がかかっても一緒に向き合い、任せてみることで、親も子も一緒に成長できるんだと気づかされました。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。