母が危篤だと知らされた朝。「帰省なんて今は無理だ」と言い放った夫と義母。限界を迎えた私は、家族の優先順位を誤った夫に、ある決断を下して……? 友人が体験談を語ってくれました。
妹から届いた1通のLINE
「母が危篤らしい」と妹からLINEが届いたのは、朝の家事がひと段落したときでした。
九州の実家にはもう何年も帰れていません。いや、帰らせてもらえませんでした。
帰省に否定的な夫と義実家
夫の実家が農業を営んでおり、関東に住んで数十年。
義実家と夫は「家を空けるのはダメ」「親を置いて帰省するのは無責任」と、私が子どもを連れて実家に帰ることをいつも咎めてきました。
年に1度の帰省さえ、義母の介護や夫の顔色に気を遣い、諦めてきたのです。
「帰省は年末にすればいいでしょ」
「そんなにしょっちゅう帰る必要あるの?」
口癖のように言われ続け、それに従っていた私。
夫と義母のまさかの言葉
「母の死に目に会いたい」
そう夫に伝えると、夫はまさかの一言を放ったのです。
「今は無理だよ。お前がいなきゃ誰が家のことやるんだよ……」