いつもご機嫌に育児をしている幼稚園のママ友U子さんと比べて、自分の育児にいつも引け目を感じていたF子。
しかしU子さんが「実は」と話してくれたのは、意外な過去でした。
筆者の友人F子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
しかしU子さんが「実は」と話してくれたのは、意外な過去でした。
筆者の友人F子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
ママ友U子さんの穏やかさ
幼稚園が一緒のママ友U子さんとは、近所の公園で子連れで遊ぶ仲。
U子さんは、子どもが転んで泣いたら
「痛かったね」
とやさしく寄り添うし、夕方のぐずりタイムもイラつく事なく穏やかに子どもに接しています。
「自分はダメな母」と思えてきてしまう
U子さんのそんな穏やかな笑顔を見るたび、生意気盛りの娘に手を焼いて毎日イライラしている私は
「自分はダメな母だな」
と思えてきて、U子さんと一緒にいると正直しんどい事も。
そんなある日、公園でふたりきりになった時、思わず
「U子さんって、なんでそんなに余裕あるの? 私なんて、毎日怒ってばっかりで、自分が嫌になるよ」
と言うと、U子さんは少し黙ってから、ぽつりと自分の事を話し始めました。
U子さんの意外な過去
「私ね、昔、母にひとりで育てられてたの。いわゆるワンオペ育児ってやつ。母、朝から晩まで働いて忙しくて、家ではいつもピリピリしてて」
意外な告白でした。
U子さんは続けて
「夜ごはんも、いつもひとりで。けど、ある日、母が珍しく、一緒に夜ごはんを食べてくれたの。レトルトカレーだったけど、その時の嬉しかった味が忘れられない」
と話しました。