そんな風に良い関係が築けたらいいのですが、筆者の友人A子さんは、ママ友で嫌な目にあってしまったようです。
環境が似てるママ友と意気投合
一人娘を持つA子さんの近所に、仲良しのBママが住んでいました。
同じ保育園に子どもを預けていて、娘同士も仲良し。
A子さんは在宅ワークをしていて、Bママもフルタイム勤務でした。
職種こそ全然違いますが、お互い共感する事も多く、すぐ仲良くなったのです。
そんな仲良しのBママなのですが……。
緊急事態発生? そんな時は、ママ友に頼ってよ
ある時、A子さんがお迎えの準備をしていると、Bママから連絡が。
「会議が入ってかなり遅くなりそう。本当に申し訳ないのだけど、代わりにお迎えに行ってもらえませんか? 他に頼れる人がいないの」
そんな緊急の連絡が入ったのです。
延長保育を使ってもお迎えには間に合わないとの事だったので、A子さんは快く了承しました。
Bママは保育園に、「A子さんにお迎えを頼みました」と、連絡してくれたので、A子さんは自分の娘とB娘を自宅へ連れ帰ったのです。
仲良しの二人は、「まだ遊んでいていいの!?」と、大喜び!
一緒に夕飯を食べさせて、こちらの厚意でお風呂も一緒に入れてあげました。
そしてBママは、お礼のケーキを持ってお迎えに来てくれました。
何度も謝罪された上に、本当に感謝されたので、
「困った時はお互い様。いつでも頼っていいからね」
そう言うA子さんに対し、涙ぐむBママ。
まさに友情が深まった瞬間、だったはずなのに……。
え、これ毎回全部しないといけないの?
それ以来、何かとBママからお迎えを頼まれる事が増えたのです。しかも、
「うちの子、今日もA娘ちゃんと一緒にご飯食べて、お風呂で遊びたいって! いつもありがとう♡」
と、いつの間にかお迎え+夕食+お風呂がセットになっているではありませんか。
初めの頃はお礼の手土産がありましたが、今やまったくなし。
正直毎回となると、こちらの負担が大きいのです。
在宅ワークとはいえ、フルタイム勤務なのは同じ。
そんな不満が溜まっていても、Bママは何も気づいていないようでした。
それはダメでしょ
ある日も、いつものようにBママから「今日もお願いしていい?」と、頼まれたA子さん。
何て言って断ろうかと考えていると、
「どうしても断れない会社の飲み会があってさ~(笑)」
とLINEを連投するBママ。
さすがにそれは無いだろうと、頭に来たA子さんは、
「仕事なら仕方ないと思っていたけど、飲み会は違うでしょう? 毎回全部こちらがお世話をするのは大変なの。今日は申し訳ないけど、私は手伝えない」
そう返信すると……
「困った時はお互い様って言ってたくせに。もういいわ」
とだけ連絡が来て、それ以来連絡がつかなくなったのです。
こちらが送った文章に既読がつく事はなく、おかしいと思い調べると、なんとブロックされていました。
その後、保育園で顔を合わせても、完全に無視されるようになったのです。
あまりに自己中な言動に、このまま縁が切れてよかったとしか思えません。
本当にドン引きした出来事でした。
【体験者:30代・WEBデザイナー、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。