しかし筆者の友人A子さんは、もう貰いたくないと思うほどウンザリしていたようで……!?
旬の物はありがたいんだけど……
A子さんは、近所に住む姑からよく野菜を頂くことがあります。
タケノコに梅など、旬の物ばかり。
とてもありがたいのですが、受け取るたびに複雑な心境になります。
あまりの量に
問題は、量があまりにも多いこと。まるで業者並みです。
しかも早く下処理をしないといけないものばかりで、時間も労力もかかります。
それだけならまだしも、問題はその後。下処理が終わる頃、
「そろそろ終わった? 今から取りに行くわ」
そう姑から電話がかかってくるのです。そのワケは……。
確かに貰っているけれど
なんと毎回姑は、A子さんが苦労して下処理したものを、半分以上持っていってしまうのです。
「あなた達夫婦だけで、こんなに食べきれないでしょう?」
と、ごもっともな言葉を並べ、お礼も早々に自分の袋に詰めていきます。
時には、下処理のやり方について姑から意見を言われることもありました。
そして姑は、下処理を終わらせたものを自分で調理したり、ご近所にお裾分けしているようです。
姑はご近所の方から、
「下処理もしてお裾分けしてくれるなんて、本当にありがとう」
と、お礼の品をいただいているようですが、A子さんにはもちろんまわってきません。
A子さんに対し、この行動は「あなた達にも譲ってあげてるのだから、下処理くらいやってよね」という意図があるように感じました。
さすがにこの状況は負担が大きいと夫に伝えても、
「でもうちも結局もらってるもんなぁ」
そう口ごもってしまい、全く頼りになりません。
断ろうにも強く言われて断り切れず、この状況に困惑しています。
もし「あげたのだから」という気持ちが強いのであれば、もう一つもいりません。
心を強く持って、次回は断ってみようと思います……。あるいは、夫と一緒に、少しでも負担を軽減できる方法がないか話し合ってみようと思います。
【体験者:40代・パート主婦、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。