言葉
息子はその子に対して「焦らなくても大丈夫だよ。俺も学校に行かなかった時期があったけど、今生きてるし!」と言ったというのです。
先生はその様子を見ていて、思わず「いいな! そうだよな!」と声をかけたとか。
すると息子は「長い人生、少しぐらい寄り道したって大丈夫だってフリースクールの先生が言ってました!」とニコッと笑って答えたそうです。
先生が言うには、その女子生徒は不登校になってしまったものの、息子とはLINEで繋がっていて、学校の様子やら行事のことなどを息子が伝えているとか。
何も知らなかった私は驚きましたが、先生の言うように「変われたんだなぁ」と実感しました。
学び
行くはずの学校へ行けない状態……不登校の期間は、息子なりに苦しい時期だったのでしょう。
そんなとき、フリースクールの先生がかけてくれた言葉に救われたんだろうと思います。
それを学びとして消化し、友達に伝えることができた息子。
まだまだ子どもだと思っていましたが、少しずつ成長しているんだなと嬉しく感じた出来事でした。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。