今回は、知人のB子さんに聞いた、義実家での“昔気質な義母”との関係が好転したきっかけをご紹介します。すべてを自分のやり方に従わせようとする義母に、B子さんが放った意外な一言が、空気を一変させた出来事です。
B子の言葉が場の空気を変える
私は思わず口を開きました。
「お義母さん、“うち”って言いますけど、私にも“うち”があるんです」
その瞬間、義母は一瞬きょとんとした顔に。私は続けました。
「私は私の“うち”で育ったやり方を大切にしてきました。それを全部捨てて、こっちに合わせるのが当然だと言われるのは、少し違うと思います」
声は震えていましたが、心からの言葉を伝えることができました。
驚きの展開と、関係性の変化
すると義父が「まあまあ、いろんな“うち”があるってことだな」と笑って場を和ませてくれました。
義母も少し間を置いてから、「まあ……そうね」と小さくうなずいたのです。
その日以降、義母は細かな口出しをしなくなり、私のやり方にも少しずつ理解を示してくれるようになりました。
私はこの体験から思いました。
黙って我慢しているだけでは、関係は変わらない。
でも、相手を傷つけずに自分の考えを伝える勇気があれば、義実家との関係も少しずつ良い方向へ進んでいける。
そう実感した出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。