今回は、友人A子に聞いた、義実家での胸がすくような体験をご紹介します。何かと「うちの息子はね」が口グセの義母に、A子さんが冷静に放った“反撃の一手”とは? その瞬間、空気が一変した痛快な出来事です。
A子の“家事リスト”で場が凍る
私は笑顔のまま、「そうですね、せっかくなので確認しましょうか」と言い、カバンからスマホを取り出しました。
そして開いたのは、夫との“家事分担表”。「ご飯作りは私、ゴミ出しは夫、洗濯は半々、掃除は週末に交代制」としっかり記録されたリストを見せながらこう言いました。
「お義母さん、今どき家事は“全部妻がやって当然”じゃなくて、ふたりで分担するのが“夫婦のかたち”なんです。だから私、息子さんに何も“世話”してないんですよ。お互いに協力し合って、より良い家庭を築くのが私たちのやり方なんです」
義父の爆笑と、義母の沈黙
一瞬場がシンと静まりましたが、すぐに義父が「おお、うちの息子もついにちゃんとした大人になったな!」と大笑い。
そのひと言に親戚たちも笑い出し、義母は口を真一文字に結んで「まぁ……時代ね」と言って黙りました。
その日以降、義母は私に息子の世話の話をしなくなりました。そして「うちでも夫にやらせようかしら」とつぶやいたのを私は聞き逃しませんでした。
言うべきことは、我慢しないで伝える。言い方さえ間違えなければ、関係はきっと変えられる。
そう実感した一日でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。