しかし義実家では毎回、自分の知らない思い出話で盛り上がり、いつも置いてけぼり。
しかし、ある人物の意外な言葉でその空気が変わって!?
筆者の友人G子が体験した帰省エピソードをご紹介します。
お盆の義実家への帰省
毎年恒例の、お盆の義実家への帰省。
少々憂鬱なのが、食事やお茶の時間の義家族との会話。
義父母と夫たちは、思い出話を始めて毎回盛り上がります。
「そういえば、あの土地、結局おじさんが引き継いだんだっけ?」
「町内会が一緒だったK美ちゃんが結婚して」
「◯◯さんちは今度建て替えですって。古かったじゃない」
そんな話題が続きます。
土地? K美ちゃん?
私にはさっぱりわからない話ばかりで、この間はずっと「置いてけぼり」タイム。
ニコニコやり過ごしていた
「部外者の私には、関係ない話なんだ」
と思いつつも、義実家での夕飯中は「私にはわからない」話を延々とされることもしばしば。
みんな盛り上がっているので
「それって何の話ですか?」
と話を折るのもはばかられ、いつもニコニコ笑ってやり過ごしていました。
しかし内心
「毎回分からない話で、正直つまらない」
と思うこともありました。
今年の夏、意外な人物が!?
しかし今年の夏、いつものように帰省して、義実家の内輪ネタが始まり、愛想笑いを浮かべていた時のこと。
夫の弟が結婚し、初めて奥さんを連れて帰省したのですが、その義弟の奥さんが、恒例の内輪ネタが始まり数十分経った頃に
「すみません、こういう話、私はわからないので、話すなら後にしませんか? 私も皆さんとの会話に混ざりたいので」
と提案したのです。
それが、ニコニコしてとても感じの良い提案の仕方で、
「私も一緒に楽しみたい」
という素直な気持ちが伝わってきました。なので気まずくなることもなく、義母もあっさり「あら、ごめんなさいね」と一言。
そこからは季節のことやそれぞれの趣味の話など、「みんなが分かる会話」にシフトしました。
義弟の嫁のコミュ力の高さに脱帽
私も義父母から「仕事はどうなの? 家事も大変でしょう」と話を振られて、初めて自分のことを話せました。
誰も不愉快にさせることなく、会話の流れを変えた義弟の奥さんのコミュ力の凄さに脱帽。
夫も
「今まで気づかなかったけど、無神経な会話してたよね。ごめんね」
と謝ってくれました。
これからは義実家の会話に入れることを嬉しく思うと同時に、必要なことをきちんと伝える大切さを義弟の奥さんから学びました。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。