毎日のようにやって来る義姉一家。最初はありがたいと思っていたけれど、まさかの行動に、A子さんは言葉を失いました。今回は、筆者の友人A子さんが経験した、義姉一家による“家庭の侵食”の話です。
「もう無理かも」そう感じたのは、一度や二度ではありませんでした。勝手に洗濯をして乾燥機を使い、子どもたちもリビングを我が物顔で走り回る。
このままでは、私たちの生活に影響が出てしまう。
そう思い、A子さんは夫に相談しますが「いいじゃん、みんな仲良くて楽しいし」と、軽くあしらわれてしまいました。
ようやく気づいた“距離感”
そんなある日、夫の異動が決まりました。
支店勤務が決まり、A子さんたちは家を賃貸に出し、新天地へ引っ越すことに。
落ち着いた暮らしが戻り、ようやく夫も気づいたようです。
「家族だからって、何でも許されるわけじゃないんだな」
“仲がいい”を盾にして、誰かの暮らしを壊してはいけない。
家族だからこそ、適切な距離感が大事だったと。
A子さんは今、穏やかな生活の中でそう実感しているそうです。
【体験者:30代・パート、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。