今回は筆者の知人が職場で遭遇した【結婚後に激ヤセした男性社員】の話を紹介します。「嫁がご飯を作ってくれない」と聞き同情していたが、その後“驚愕の真実”が発覚し「全然違うじゃないの!」

結婚後にかなり痩せ、ため息ばかりの男性社員。心配になり、話を聞くことに

私は地方都市で働く30代OLです。これは数年前、会社の同僚であるA男が結婚した時の話です。

入籍するまでは、周りの独身男性に「お前も早く彼女作って結婚しろよ!」なとど言って浮かれまくっていたA男。しかし、結婚後に様子が一変したのです。

奥様と一緒に住み始めてから半年後、私たち同僚はA男がかなり痩せたことに気づきました。仕事中も覇気がなく、ため息ばかりのA男が心配になり、A男を誘って社員数人で飲みに行くことに。

居酒屋に着くなり、A男はガツガツと飲み食いし始めました。あまりの食いっぷり・飲みっぷりに唖然とする私たちに、A男は「実は、嫁がろくに晩ご飯を作ってくれないんです。給料も管理されていて自由に使えないから、こんなにまともに夕食を食べたのは久しぶりです」と打ち明けてきたのです。

「それは奥様が厳しすぎるのでは?」「ちゃんと言いたいことは言った方がいいですよ!」と皆でA男を励まし、A男の分の会計も他のみんなで支払いました。みんな本気でA男のことを心配していましたが、その後私たちは、とんでもない真実を知ることになるのです……。

部署内に流れた噂と、奥様の知人からの話を聞いて「聞いていたのと全然違う!」

それから半年ほど経ったある日、突然A男が部署異動することに。そしてA男がいなくなると同時に、部署内で「実はA男がかなり大きな金額の借金をしていて、支払えずにいたところ、会社に連絡が来てしまい上司の怒りを買って異動させられたらしい」という噂が流れました。

さらに、社内の別部署に、たまたまA男の奥様の知人がいて、その人から「奥様はA男の借金を知らずに結婚してしまい、発覚してからはなんとか返済しようと、節約を頑張っていた。しかし、晩ご飯を『質素でまずい』と捨てられたり、さらに借金を増やされたりとA男の人間性を疑う言動が続いたため、離婚することになった」と聞かされたのです。

それを聞いて「A男から聞いていた話と全く違うじゃないの!」と呆れ返った私たち。「どちらか一方の話だけ聞いても、それが真実とは限らない」ことを、身を持って実感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。