ありがたさとモヤモヤの狭間でどう解決しようか、悩みますよね。
今回は筆者の知人から聞いた、妊婦期間に義母とのやりとりに悩んだエピソードをご紹介します。
初孫フィーバー
妊娠を伝えた日から、義母にとって初孫ということもありすっかり大フィーバー状態!
「今のベビーカーはこれが人気」
「これはおしりふきが温かくなるのよ」
会ったときだけでなくLINEでも度々育児グッズの話ばかりされていました。
昔の育児を押しつけるのではなく、新たにスマホなどで調べて最新の情報を共有してくれることはありがたかったのですが……。
勝手に買わないで!
問題は、義母の【突っ走り具合】。
初孫への深い愛情と喜びから、一緒にお店に行ったとしても、私たちの意見を聞こうともせず、義母好みの色や柄のベビー用品を買われてしまうのです。
それだけでは足りなかったのか、
「買っておいたから♪」
と勝手に自らショッピングサイトで購入しては、送りつけてくるように。
肝心の夫も最初は、
「何でも買ってくれてありがたいよな」
と義母寄りでした。
確かに、どんどん買ってくれること自体は、お金がかかる育児においてとても助かるのは事実です。
でも、私の意見も聞かず勝手に準備されてしまうのはどうしても納得いきません。
私の素直な気持ちを伝えて
『これはもう感情で訴えるしかない』と思った私は、夫に涙ながらにこう訴えることに。
「お義母さんの気持ちはありがたいわ」
「でも私も初めてだから自分で選びたかったの」
「そうは言っても仕方ないよね……」
あまり見せたことのない私の涙に、ようやくハッとした夫。夫もまた、親孝行したいという気持ちから、義母の行動に強く言えなかったのかもしれません。
義母に『俺たちも初めてのことで楽しみだから』『自分たちでも選びたい』とやんわり伝えてくれました。
「先走ってごめんなさい」
「お金は出すから一緒に選ばせて」
と素直に反省し謝罪してくれる義母の言葉に、私の心もふっと軽くなりました。
その後
今では、義母が「お金は出すから一緒に選ばせて」と言ってくれた通り、金銭面で協力してくださることでおさまり、私好みのベビー用品をゆっくり選べています。
『嫌だと拒否するだけでなく、伝え方次第でうまくいくこともあるのね』と実感した出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。