毎月、月末目前に告げられる「生活費がもうない」の一言。
原因は、夫の【ゆるゆる管理】にあった!?
すれ違う金銭感覚に悩むなか、夫婦で出した意外な解決策とは──。
今回は筆者の知人から聞いた、夫婦の家計トラブルにまつわるエピソードをご紹介します。

とった作戦

何度か口論になった後、このままではいけないと夫婦で話し合った結果、私が提案したのが『家計簿アプリを一緒に使う』こと。

夫は毎回生活費を使ったときにいくら現金が残っているかを確認していなかったようで、それがどんどん使ってしまう要因だと考えた私。

そこでアプリに入力することでお互いの出費を可視化し、残金も一目で確認できるようにしたのです。

最初は戸惑っていた夫も、
「これ、俺の無駄遣いが一目瞭然だな」
と、意外にも乗り気に。

今では、私より先に
「今月あと3千円だよ」
と言ってくることも。

家計の危機から始まった騒動が、夫婦でお金と向き合う大切さを学ぶいい機会になりました。漠然と管理するのではなく、具体的な数字を共有し、お互いの価値観を理解すること。そして、何より信頼関係を築きながら協力し合うことの重要性を、改めて実感しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。