我が家の息子の志望大学について「恥ずかしい」と言い出す始末。
我慢していたら、思わぬ救世主が!?
筆者の友人F子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
学歴至上主義の義母
義理の母は、今時珍しいくらいの「学歴至上主義」。
「うちの一族はみんな国公立ですから」
「恥ずかしいところ受けるくらいなら、浪人してでも名のある大学に行って、堂々と生きてほしいのよね」
と言いたい放題。
義母の失礼発言が止まらない!!
義実家での法事の席でのこと。
義母が、私の息子の受験予定の大学を聞きつけると
「その学校、実は……じいじが受験した時の滑り止めだったのよ」
と言い始め、
「あの学校レベルで、正直落ちたら恥ずかしいと思うわ」
と言いたい放題。
私は怒りを通り越して完全に呆れながら、
「今日の義母も、相変わらず絶好調だなあ」
と、聞き流していました。
意外な人物が口を開いて……!?
すると横で黙って義母の話を聞いていた義理の姉が、突然口を開き、
「うちの社長、そこの大学出身よ。とても尊敬できる人。ママの学歴至上主義なんて、全く古いし意味ないから」
とピシャリ。
そして義妹は、驚く義母に向かって
「聞いてて本当に恥ずかしいから、ちょっと黙って?」
と言い放ったのです。
「自分がいいと思う進路を選んで」義姉からのエール
義理の姉は、国立大学を卒業後にベンチャー企業に勤めているキャリアウーマン。
「学歴だけじゃ、戦っていけない場所で働いているから」
と続けた義姉は、私の息子に
「自分がいいと思う進路を信じることが大事よ」
「周りの無責任な声など聞かずに、自分の『行きたい』という気持ちを大事にしてね」
と息子の気持ちを後押ししてくれました。
義母は気まずそうに黙ったまま。
「学歴至上主義の終了」を宣言
夫も
「母さん、姉さんの言う通りだよ。うちの家庭の進路にこれ以上口を出さないで」
と義母に釘を刺しました。
義姉は
「我が家の学歴至上主義はここでおしまいにしましょう」
と高らかに宣言。
こうして、息子は余計なことにこだわらずに好きな進路を選ぶことができました。
あのとき、はっきりと意見して我が家の味方をしてくれた義姉には今も感謝しています。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。