ママ友の厚かましいお願いとは
「お願い! グッズを買ってきて、お金払うから」
翌日再びお迎えで顔を合わせたTさんは、欲しいグッズのリストを作ってAさんに見せ、かなりの数のグッズの購入をお願いしてきました。
「いや、まだOKしてないんだけど……」
「そんなこと言わずに、友達なんだからいいじゃない! はい、これリスト。頼んだからね!」
強引なTさんに、Aさんはリストを受け取らざるを得ませんでした。
「それならお金先に預かっていい?」
リストを見ながらAさんが尋ねると、Tさんは「え、代金は後払いでいいよね?」と言います。
「うちもお土産やグッズを買うのにお金使うから、後払いは困るよ」
「えー、使い込まれるかもしれないしそれはできないよ。ママ友とは言えお金が絡むと関係が壊れることもあるから、気を付けた方がいいよ!」
このようにAさんはTさんと全く意見がかみ合いません。
仕方がないので「他の人に頼んで」と言ってグッズの購入はお断りしました。一応、先払いか後払いかは意見が分かれるところだけれど、それなら意見が合う人にお願いした方がいいとTさんには説明したそうです。
しかしその後、TさんがAさんのことを「あの人はケチ。がめつい」とママ友に言いふらしたため、AさんはTさんと距離を置きました。
ちなみにTさんは他のママ友にグッズの購入を頼んだものの、いつまで経っても代金を支払わないというトラブルを何件も起こしたそうです。
先にお金を預かったものの、グッズを買えなかったということもあり得ますし、代理のお買い物で先払いか後払いかは金額や考え方にもよります。しかし高額なお買い物になるのなら先に渡しておいた方が相手に負担をかけることなく頼めるかもしれませんね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。