働く上での苦労はさまざまです。実際にその仕事をしている人でないと分からないこともたくさんありますよね。浅い知識で知ったかぶりをしていると、いつか痛い目に遭うかもしれません。今回は筆者の友人A子のエピソードをご紹介します。
悪気のない一言
私は数年前に会社を辞めて、今はフリーランスのWEBデザイナーとして働いています。
夫は会社員で、私の仕事を『好きにやってみたらいいよ』と、いつも応援してくれます。
ある週末、私たちは夫の友人Cさん宅で開かれるホームパーティーに招かれました。
Cさんは大手メーカーで働く営業マンで、社交的なタイプ。
お酒が進むにつれ、饒舌になったCさんは、にこやかに私に言いました。
「フリーランスかー。楽そうでいいよね」
内心モヤッとしつつも、私は「場所を選ばずに働けるのはメリットですね」と笑顔で返しました。
仕事を見下され……
しかし、Cさんの言葉はさらに続きました。
「でもさ、正直A子さんの仕事って、そんなに大変な仕事じゃないんじゃない? WEBデザイナーって、スマホとかでチャッチャと作るだけでしょ?」
一瞬、悔しさと悲しさで、頭が真っ白に。
必死に努力してきた日々を、全否定されたような気持ちでした。