パートナーと長く一緒にいると、「どうしてこんなに考え方が違うんだろう?」と感じる瞬間もありますよね。特に、子どものこととなると、お互いに真剣なぶん、意見がすれ違ってしまうことも……。今回は筆者の友人のエピソードをご紹介します。
意見の食い違い
高校生の娘を持つ私は、少し前まで夫との間に見えない壁を感じていました。
原因は、中学3年生の娘の進路です。
英語が得意な娘は、英語に特化した学科と、英語以外のことも幅広く学べる普通科の、どちらを選ぶかで悩んでいました。
私は「専門的なことは大学からでも遅くない。まずは普通科で視野を広げたほうがいい」とアドバイス。
しかし、夫の意見は真逆でした。
「やりたいことがあるなら、早く始めたほうがいいに決まってる」と、専門学科への進学を強く勧めたのです。
同じ方向を向いてくれない夫への苛立ち
娘を想う気持ちは同じはずなのに、なぜ夫は同じ方向からサポートしてくれないのだろう……と、私は不満に思っていました。
「大事な時期なんだから、夫婦で足並みをそろえて娘を支えてあげたいだけなのに」
そう思うほど、夫が“非協力的な存在”に思えてきて、気づけば不機嫌な態度をとってしまう自分がいました。
私のほうが、娘の将来を現実的に考えている。そんな驕りもあったのかもしれません。