「まだ働いてないの?」と嫌味を言ってきたママ友に、5年越しでやっと言い返せた――。在宅でコツコツ続けてきた仕事に、自信が持てるようになるまでの友人の軌跡。友人が、体験談を語ってくれました。
出会いの瞬間に放たれた一言
「え? 今も専業主婦なの? 気楽〜!」
子どもが幼稚園のときに知り合ったママ友Aさん。入学式の日、久しぶりに会った彼女のひと言が、私には“先制パンチ”のように感じられました。
子どもが小学校に入学するタイミングで、外に働きに出るママは多いことは知っていました。
でも私は、子どもとの時間を優先したくて、妊娠・出産を機に会社を辞めて専業主婦に。
在宅で少しずつ仕事を始めてはいたけれど、収入は微々たるもの。胸を張って「仕事してます」とは言えない状況でした。
繰り返されるチクリとした嫌味。でも私は……
Aさんはことあるごとに、
「専業主婦って昼間何してるの?」
「こっちは昼から晩まで忙しくってさ」
「ごめんね、LINE見れるの仕事終わりでさ」
と、チクチク嫌味を言ってきました。
私は、右から左に受け流し、学校のボランティアやPTAに積極的に関わって、在宅で仕事もして、自分なりに充実した日々を送っていました。