最初はありがたかった“最初のママ友”の存在。でも、交友関係を広げた友人に向けられたのは、まさかの“怒り”で……。友人が、体験談を語ってくれました。

「最初に仲良くしてあげたのに!」Aさんの“恩着せLINE”

ある日、また私が他の保護者と話していたことに文句を言うLINEが来ました。

私は、「どうして私が他の人と話すことが気になるの?」と聞いてみました。

するとAさんからすぐ返信が。

「だって、私が最初に仲良くしてあげたでしょ? あなた、人見知りだって言ってたから私が仲良くしてあげたんだよ? あー、なんか裏切られた気分だわ!」

誰と話すか、誰と仲良くするかは、私の自由。Aさんとは会えば話をする仲ですが、私に対する過剰な独占欲には困りました。

ママ友関係の難しさを実感

私は、「ママ友がいないとき、Aさんが話しかけてくれたことには感謝してるよ。今はおかげ様で他に話せる人もできたけど、Aさんとだってママ友なのは変わらないじゃない」と伝えました。

しかしその後も、
「またDさんと一緒にいたでしょう」

と、責めるような連絡は続きました。

毎回困りながらも連絡を続けていると、学年が上がるにつれ、AさんからのLINEは自然となくなったのです。

子どもがきっかけでできる“ママ友”という関係。
Aさんがなぜ私に執着していたのか、結局理由は最後まで分かりませんでした。
好意はありがたいこともあるけれど、ときには思わぬ感情が交錯することを知った出来事でした。

【体験者:30代・パート、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。