「便利な立地」が仇に? 小学校そばのわが家が、ママ友の標的に
私の家は、娘が通う小学校の目と鼻の先。
家の目の前にはコインパーキングがあり、学校行事のときは利用する保護者の車でいっぱいになります。
コインパーキングができた当初、家をみんなに知られたら嫌だなと心配もありましたが、そこはみんな大人。何も言ってくる人はいませんでした。
娘のクラスの保護者、Aさんだけを除いては……。
監視のようなLINEが届く日々
Aさんは家の前の駐車場を利用するたび、私にLINEを送ってくるのです。
「カーポート作ってるんだ!」「車変えたね〜?」「外壁塗装、いつまでやるの?」
そのLINEの頻度が増し、私は家をチェックされているような気持ちに。
もちろん他の保護者だってその駐車場は使うし、わが家の変化に気付く人は多いでしょう。でも、何も言いません。
それなのにAさんは何かとLINEを送ってくるのです。
コミュニケーションのつもりかもしれませんが、学校行事が近づくと、「また見られる」「また何か言われる」と憂鬱になるほどでした。
ついに図々しいお願いが
そしてある学校行事の日。
「駐車場が満車で停められないの~! お宅に車停めさせてくれないかな? 道路に横付けでいいからさ~。コインパーキングだとお金かかるし、実は前からお願いしようと思ってたのよね」とAさんからLINEがきたのです。
「ごめんね、家の前には駐車できないよ。停めるスペースもないし、ご近所トラブルになるといけないから」
私は、そう冷静に返信しました。
するとAさんから「ケチ!別にちょっとくら止めさせてくれたっていいじゃん! 冷たいな〜」と返事が。
もう我慢できません
私は淡々とLINEを送りました。
「いつも私の家のこと、細かくチェックするLINEくるよね。 実は結構ストレスになっているから、正直やめてほしい。ズルいと言われても、貸せないものは貸せないからごめんね」
既読がついて、それから返信はありませんでした。
その後、Aさんは学校行事に参加していましたが、私とは一切目を合わせず。
Aさんに悪気はないのかもしれませんが、相手が嫌がっていることで”ケチ”と言ったり、それによって”冷たい人”と決めつけるのはよくありませんよね。
今回はっきり自分の意見を伝えたことで、少しホッとできた私でした。
【体験者:40代・パート、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。