毎回大量のお野菜にフルーツ。いつも本当にありがとうございます♡
私には田舎に住んでいる親戚が多くいて、みんな畑をやっているため、時々旬の野菜やフルーツを送っていただいています。
本当に美味しくて嬉しいのですが、一つだけ難点がありました。
それは、量が業者並みに届くのです。
とてもじゃないけど、3人家族では食べきれない量でした。
そのため、毎回親しい友達やママ友にもおすそ分けしていたのです。
もちろん周りの人に配るということも、親戚から了承済のことでした。
SNSにも載せて、親戚にも報告するルーティーン。すると……
私は毎回野菜が届くと、「いつもありがとうございます」と、SNSに野菜の写真を載せていました。
そしてそのスクショを親戚に送ると、「野菜を自慢してくれてる！」と喜んでくれるので、毎回そのようにしていました。
そんな私のSNSは、基本的に親しい友人のみ。
ママ友とは気を遣いたくないので、アカウントを教えていなかったのです。
それでも特別親しかったAママとは、唯一SNSを交換していました。
Aママとは気も合い、頻繁に遊んでいた仲でした。
ところが私の仕事復帰をキッカケに、少しずつお互いの環境が変わっていったのもあり、現状は疎遠状態だったのです。
連絡もほとんどとっていなかったのに、野菜の写真をUPすると突然AママからDMが。それは……
いやいや、それはなんか違うのでは？？ もうあげるのやめよう……
「嬉しい！ 今年もありがとう♡」
なんとAママは私が貰った野菜を、昨年と同様にもらう気満々だったのです。
「いつ貰いに行ったらいい？ 都合合わせるよ～」
返信に悩んでいると、そのような追撃DMをされて、本当にビックリしました。
確かに昨年はおすそ分けをしましたが、私も環境が変わり、関わる人達が変わってきています。
今疎遠気味なAママに野菜を渡すより、現在親しい人に渡したいと思ってしまったのです。
「ちょっと今回は忙しくて渡せないかも～」
なんてやんわり断ろうとするも、
「私車出せるし、取りに行くから気にしないで！」
そう一歩も引かないAママ。
仕方ないので少量渡して帰ってもらいましたが、あまりの強引さに少し引いてしまいました。
そして今後は、Aママにはおすそ分けしないと誓った出来事でした……。
【体験者：30代・筆者、回答時期：2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。