今回は筆者の知人A子さんの、衝撃の体験談をご紹介します。
夫の様子が怪しいんですけど
ある時から、A子さんの夫の朝帰りが続くようになりました。
決まって夫の言い訳は、「接待だった」「仕事が」「忙しいから仕方ないだろう」。
それなのに、帰宅直後の夫からシャンプーのいい匂いがすることもありました。
また、朝帰りで寝ていないはずなのに、スッキリした顔だったりするのです。
全然証拠がない。一体どういうこと?
さすがに不倫を疑ったA子さんは、証拠を集めることにしました。
しかし、何故か怪しい証拠は一つも見つからないのです。
悩んだ挙句、夫にハッキリと言うことにしました。
「あなた、浮気してるんじゃないの!?」
そうA子さんが問いただすと、なんと夫は逆切れ!
「浮気はしてないけど、離婚したいならしたらいい」
そう言い捨てて出て行ったのです。
結局証拠も見つからないまま、怪しい夫は、仕事の着替えに帰ってくるだけの日々でした。
そんな日々を過ごすA子さんは、ストレスで激ヤセ。
すると突然。A子さんに姑から電話がかかってきたのです。
そして姑の口から、思いがけない言葉が……
夫の不可解な行動に驚き
「夫君はA子さんが好きじゃないのよ」
「あなたには離婚して別の人と幸せになったほうがいい」
実は、夫は母親との関係性が非常に密接でした。
そして姑も夫を溺愛していて、まさに子離れが出来ていない親だったのです。
姑は離婚して一人暮らしをしていて、寂しかったのかもしれません。
またA子さんとの結婚に、本心では納得していなかったのでしょうか?
「浮気するフリでもしたら、A子から離れてくれる」
「離婚して実家に帰ってきてほしい」
姑が、そう夫に言い続けていたのです。
そして、マザコンの夫は、姑の言うことは絶対。
夫は仕事のフリをして、毎日実家へ帰っていたのです。
実家で風呂に入って仮眠をとり、朝方にA子さんのいる家へ帰るという、理解に苦しむ行動を一か月以上も続けていたのでした。
本当につらい経験だった
最終的に家族同士で話し合いとなりましたが、まさに泥沼でした。
結局離婚することになりましたが、心身ともに酷く疲弊したものです。
元々母親との関係性が近いとは思っていましたが、それは一人親を大切にしているからだといい風に思っていて、こんなことをする人だとは一ミリも思いませんでした。
子どもがいなかったのが、本当に幸いだったとしか思えません。
バツイチになり色んな思いはありますが、また再び恋はしたいと思っています。
それでも今後は、家族との健全な距離感を保てる関係性を築きたいと、心に深く決めた出来事でした。
【体験者:40代・OL、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。