料理に口出しするけれど、自分は料理をしない人っていますよね。筆者の知人A子の夫は「母の味が一番だ」と言い続ける自称グルメですが、ある出来事から、母の味の事実が明らかになったのです。
夫のこだわる「母の味」の正体とは
A子の夫は料理が全くできません。それにもかかわらず、食事のたびに「塩が強い」「煮すぎじゃない」とダメ出しをする始末。
「やっぱり母さんの料理が一番だな」が口癖で、まるで一流の舌を持つかのような態度で語るのです。
「母さんの料理は出汁から丁寧に取っているから繊細な味なんだよ」とドヤ顔で、A子は内心イライライしながらも「ハイハイ」と笑って聞き流していました。
長年信じていた「母の味」が特別な手間をかけたのではなかったという事で、何か思うところがあったようです。
A子さんは肩ひじ張らずに明るく笑い飛ばす姑の姿に、思わず親近感を覚えたそう。
嫁姑関係がギスギスすることなく、夫との関係も改善できて良かったですね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:ねこの
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。