短冊にお願い事を書いてササの葉につるした思い出がある人も多いのではないでしょうか?
今回は筆者の知人が『短冊のお願い事で驚いた』という息子さんの奇妙な予言エピソードをご紹介します。
息子のお願い事
これは毎年七夕の季節になると思い出す、不思議で心温まる出来事です。
今から数年前、当時5歳だった息子が、ショッピングモールの七夕イベントで短冊に『妹を守れるお兄ちゃんになりたい』とお願い事を書きました。
けれども、当時息子は一人っ子。
それを指摘しても頑なに『僕はお兄ちゃんになるからね』と息子は言い張っていました。
その様子を不思議に思っていた矢先、なんとその直後に私の妊娠が発覚したのです!
しかも、生まれてきたのは息子のお願い事どおり、本当に女の子。
実は息子には内緒で不妊治療を4年続けていたこともあり、私たち夫婦にとっても、思いがけない授かりものとなりました。
奇跡が連発
それだけでも十分にすごい出来事ですが、さらに驚いたのは2年後。
同じ七夕イベントで、息子が今度は『弟にかっこいいって思われるお兄ちゃんになりたい』と短冊に書いたのです!
普段そんな話はしていなかったのに、真剣に短冊にお願い事を記した息子にさすがに動揺しました。
息子よ、すごすぎる!
『まさかとは思うけど』と半信半疑で妊娠検査薬を使うと、またしても陽性に!
そして生まれてきたのは、なんと男の子。息子はこれまた性別まで当てたのです。
よく上の子が下の子の妊娠に気づくことがあるとは聞いたことがありますが、まさかこんなにもドンピシャに分かるなんて……。
夫と2人して当時はとても興奮しました。
素敵なお兄ちゃん
息子はその後、妹と弟を優しく導く立派なお兄ちゃんに成長しています。
短冊に託されたお願いが、まるで未来を予知していたかのように叶ったこと。
我が家にとって七夕は、願いが届く本当に特別な日となっています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。