これは筆者自身の体験です。
マイホームを購入して迎えた新生活。「これからはしっかり節約して、堅実に暮らしていこう」
そんな意気込みでスタートした矢先、私はある失敗をしてしまいました。
張り切りすぎた節約で体調を崩したとき、夫にかけられた言葉を通じて家族や暮らしの本当の意味に気づかされた出来事です。

マイホームを買って、張り切る私

去年の夏、わが家は念願だった一戸建てのマイホームを購入。
吹き抜けのある広いリビングに、大きな窓から差し込む光。まさに「理想の暮らし」がそこにはありました。

そこで「これからは堅実に暮らしていこう」と、私は節約生活をスタート。
とくに気になったのが電気代。吹き抜けの家は冷暖房効率が悪いと聞いていたので、「エアコンは極力使わない」と決めたのです。

暑さに耐えながらの“節約生活”がもたらした異変

ある蒸し暑い7月の昼下がり。
気温は30度を超えていましたが、私は窓を開けて掃除、洗濯、夕飯の下ごしらえまでこなしていました。

「今日もエアコンなしで頑張るぞ」なんて思いながら……。

でも午後を過ぎたあたりから、体に異変が。
頭がぼーっとしてきて、軽い吐き気。気づけばソファに倒れ込んで、しばらくそのまま動けなくなってしまっていたのです。