筆者の友人Aさんから聞いたお話です。
4歳の娘Rちゃんは、家に帰るたびに癇癪を起こし、大声で泣いたりわがままを言ったりして手がつけられない状態が続いていました。
母親のAさんは、「幼稚園ではいい子でいなきゃダメよ」「わがままを言うと嫌われちゃうよ」と毎日のように叱っていたそうです。
しかし、ある日幼稚園の先生から思いがけない言葉をかけられたことで、Aさんの子育てへの向き合い方が大きく変わっていきます。
4歳の娘Rちゃんは、家に帰るたびに癇癪を起こし、大声で泣いたりわがままを言ったりして手がつけられない状態が続いていました。
母親のAさんは、「幼稚園ではいい子でいなきゃダメよ」「わがままを言うと嫌われちゃうよ」と毎日のように叱っていたそうです。
しかし、ある日幼稚園の先生から思いがけない言葉をかけられたことで、Aさんの子育てへの向き合い方が大きく変わっていきます。
毎日の癇癪にため息
「また今日も……」
幼稚園から帰ってきた娘のRちゃんは、毎日のように癇癪を起こして泣きわめき、わがままを言い出します。
母親のAさんは、そんな娘に
「幼稚園では先生の迷惑にならないようにね」
「わがままを言ったらお友達に嫌われちゃうよ」
と、毎日繰り返し注意していました。気づけば家の中はいつもピリピリムードで、叱ることが日課に。Aさん自身も疲れ切っていました。
幼稚園では“とってもいい子”?
ある日、「幼稚園でも迷惑をかけているに違いない」と思ったAさんは、先生に思い切ってこう伝えました。
「もしわがままを言ったり癇癪を起こしたら、遠慮なく叱ってください」
しかし、返ってきたのは意外な言葉。
「Rちゃんは癇癪もわがままも全くありませんよ。とってもいい子です」
思わず、家庭での様子を先生に話すと、先生は優しく言いました。