お米がない!
最近テレビで米不足や値上げのニュースを目にするようになりましたが、まさに我が家はそれを体感しています。というのも、うちには育ち盛りの息子が3人います。高校・中学・小学校で野球とサッカーに打ち込んでおり、お米の消費量がとんでもないのです。国産の美味しいお米を食べさせたいが高い、でも量が必要なので安い海外産に切り替えようか、そもそもお米が手に入らない……と日々どうしようかと考えを巡らせています。
井戸端会議で情報収集
先日、ご近所さんたちと顔を合わせることがあり、井戸端会議をした時のことです。米不足の話になり、うちには育ち盛りの男子が3人いるので米が足りておらず困っていると話すと、ある年配の奥様がお米事情に詳しいらしく色々と教えてくれました。スーパーやドラッグストアの在庫や販売日程など詳しく知っていて、教えてもらいとても助かったのですが、話しているうちに少し気になる点が浮かびました。
米不足と備蓄のジレンマ
その奥様はお米が売られているのを見つけると、買えるだけ買っているというのです。「ご夫婦お2人暮らしなのに、そんなにたくさん買ってどうされるんですか?」と尋ねてみました。すると「なくなったら困るから備蓄してるのよ」と答えられました。
正直なところ、一瞬「備蓄は大切なことだけど、品薄の状況下で一度に多くの量を購入することで、必要な方に行き渡りにくくなる可能性もあるのでは?」という複雑な気持ちになりました。
もちろん、災害などに備えるための備蓄は非常に重要であり、私もその必要性を理解しています。その一方で、個人の消費行動がどのような影響を及ぼすのか、改めて考えさせられました。
ご近所さんが親切に情報を教えてくださったことには大変感謝しています。ですが、私たち一人ひとりが、日々の消費行動において何ができるのか、改めて問い直す必要があると感じています。
【体験者:40代・パート女性、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。