社内恋愛中のAさん
Aさんは社内でも人気のあるイケメン課長と内緒で社内恋愛をしていました。課長の噂はいろんなところで耳にし、その度に(私が彼女だって言いふらしたい!)という気持ちを何とかして抑えて過ごしていました。
彼の家に女の影!?
ある日の仕事帰りのことでした。
その日は課長と食事をした帰りにタクシーに乗り、課長は私より先に自宅の少し手前で下車。
私が別れを告げてタクシーが走り出すと、道路側に面した課長の住むマンションの部屋の玄関前に人の姿が見えました。配達員のような姿ではなく、明らかに女性でした。彼は浮気しているの!? と思い、後日彼に尋ねました。すると、その人影は以前の職場で一緒だった人で、ストーカーされているのだと言うのです。
私が守る! 張り切った結果、知った事実……
「それは大変! 私が勇気を出して守らなきゃ!」と意気込んだAさんは、彼にまとわりつくストーカーを退治しようと、課長のマンションの前でその女性を待つことにしたのです。
マンションに到着してしばらくすると、メインエントランスに先日見た時と同じ女性が現れました。
Aさんは「ちょっと! 私の恋人の〇〇さんの家に何の用事!」と切り込んでいきました。
すると、「......妻ですが。」とその女性は言うのです。
なんと、課長は既婚者。
その場で目の前が真っ白になってしまったAさんは、思わず言葉を失いました。
妻であると発言した女性は動揺することなく、そのまま鍵を使ってオートロックのドアを開け、マンションの中に入っていったのでした。
後日、社内で課長が既婚者であることを隠して、女性社員に近づいている人なのだという噂話をトイレで聞いてしまいました。
そして、奥さんは度重なる課長の火遊びに呆れて物も言わなくなっているとのこと。
騙されていたとはいえ、不倫相手になってしまったAさん。
既婚者だと発覚したその日の夜に課長に別れを告げたそうですが、とんでもないことをしてしまったと心から後悔し、反省したのでした。
【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。