「求められたら、できることは頑張らなきゃ」と必死だった筆者。ふと疲れを感じたある日、夫から言われた「目立ちたがり」の一言。それから徐々に意識が変わっていったエピソードをご紹介します。
頑張りすぎるクセ
私は地元から離れた場所で子育て中です。
知り合いを増やしたい気持ちで地域活動に精を出したり、姑が亡くなった後の義実家での手伝いを率先してやったりと「役に立つ自分」であろうとして、つい頑張りすぎてしまうクセがあります。それによって、ついキャパオーバーしてしまい、体調を崩すこともしばしば。
夫が呆れたように……
ある日ふと、キッチンで夕飯の支度前に「なんか疲れたなぁ」と吐露していると、近くにいた夫から「できないことまで背負いこもうとするからだよ。目立ちたがりなんだから」と呆れたように言われてショックを受けました。
「感謝されないと怒るでしょ」
私は「良かれと思ってやっていることであって、目立ちたいわけではない」と反論したものの、夫からは「でも、感謝されないと怒るでしょ」と指摘されてしまいます。
確かに夫の実家では、姑が亡くなってからというもの台所仕事を手伝うことがあり、それに対して当たり前のような態度の舅や夫に腹を立てたことがあるのも事実でした。
感謝されないと腹を立てているのはその通りだと思いましたが、なぜ頑張ってるのにそこまで言われなきゃいけないのかと、バカバカしく、やるせない気持ちになりました。
このとき、夫婦の溝は埋まらないと感じました。