人との繋がりって不思議なものですよね。特に子育て中は、思いがけない出来事に直面し、誰かの手を借りる場面も少なくありません。今回は、ママ友との関係を通して大切なことに気づいたという、筆者の友人の体験をご紹介します。
ママ友なんて、必要ないと思ってた
子供が幼稚園に入る前、私はママ友という存在に偏見を持っていました。
心のどこかで見下し、「どうせ子供の自慢話や夫の愚痴ばかりで、面倒くさい関係でしょ」と決め付けていたのです。
学生時代からの友達もいるし、仕事関係や趣味のつながりもある。
そんな中で、わざわざ“ママ友付き合い”をしなくても、自分はやっていける……そう思っていました。
だから、子供が幼稚園に入っても、他のママと深く関わることを避けていました。
想像以上の大変さ
ところが、実際に子供が幼稚園に入ると、想像以上に大変でした。
行事の準備や持ち物の細かなルール、突然の体調不良……。
夫も協力的ではありましたが、仕事の都合で頼れないことも多く、「誰かに聞きたい」「助けてほしい」と思う場面が日常的に起きるようになりました。
そんなとき、普段は距離を置いていたクラスのママが、さりげなく声をかけてくれたのです。
「大丈夫? 何かあったら言ってね」と優しく言ってくれた彼女の言葉に、心がじんわりと温かくなりました。