子どもの貧困が問題になっている昨今、実際に学校では経済格差によるイジメがあります。筆者の友人・W奈はシングルで高校生の息子を育てているのですが、お金のことで息子がイジメの被害に遭ってしまいました。

経験

息子から話を聞いたY先輩も、同じく推薦入学をした人。
我が家と同じような家庭環境で、Y先輩もイジメのような仲間外れにあったそうです。

でも、Y先輩は「親の金で食ってる間は、偉そうな顔すんなって言ってやったんだ。」とイジメに対抗し、今は特に嫌がらせも受けていないとのこと。
Y先輩の話を聞いた息子は「胸のつかえがスッと取れたよ!」と言っていました。

教訓

Y先輩は「イジメは大人になってもあるし、どこに行っても嫌な奴はいる。そいつらに負けずに生きていく力をつけるのも一つの方法だぞ。」と教えてくれたそうです。
息子はY先輩の言葉に助けられ、奮起することができました。

今では息子が部長になり、実力で圧倒的な差をつけられた周囲の友人たちは、何も言わなくなったそうです。
息子が踏ん張れるよう言葉を掛けてくれたY先輩には、今でも感謝しています。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。