保護者からの放任育児により、他者へ依存・迷惑をかけてしまう放置子エピソードを聞くと、何とも言えない気持ちになりますよね。
今回は筆者の友人から聞いた、困った親子のお話をご紹介します。
見知らぬ親子
これは、6歳の息子と公園の砂場で遊んでいたときのお話です。
「お兄ちゃんと遊べるよ~嬉しいねえ」
と見知らぬ若い母親が息子に声をかけてきました。
親である私にではなく息子にばかり話しかけたその母親の態度に、最初から違和感があった私。
その母親は私の挨拶を無視して、手をつないでいた3歳くらいの女の子を勝手に息子と一緒に遊ばせ始めたのです。
母親の態度にイラっとしつつも息子が楽しそうだったので『まあいいか』と思っていたのですが……。
母親はどこ!?
「お母さんは~ってあれ!?」
「どこに行った?」
私が子どもたちを見るのに夢中になっていた隙をついて、その母親はなんと女の子を置き去りにしたままどこかへ立ち去ってしまったのです!
悩みに悩みましたが、その場を離れることもできず息子と一緒に女の子の相手をすること30分、ようやく女性が姿を見せました。
「たくさん遊べてよかったね」
「帰ったらお昼寝してね~」
女の子の手を取りこちらにお礼の1つも言わず去っていこうとするので、思わずどこに行っていたのか尋ねると衝撃的な返事が!
自分勝手すぎる
「そこのカフェが気になっていて」
「コーヒー飲んでいただけですけど?」
なんと、子どもをまったく知らない他人に任せ、自分は優雅にカフェでお茶をしていたというではありませんか!
さすがに非常識と思って注意しようとしたのですが『もうどうせ会わないので』と母親は言い残し、そそくさとその場を去っていってしまいました……。
放置子にならないか心配
もし、その女の子が連れ去られたり、何か危険な目に遭ったりしたらどうするのだろうか、はたまた女の子が大きくなって親ではなく他人に面倒をみてもらうのが当たり前と思ってしまったらどうするのだろうと、モヤモヤした気持ちが残った私。
息子は『妹ができたみたい!』『また会いたいな』と嬉しそうでしたが、もうこのようなことは起こってほしくないなと強く感じています。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。