純粋な成長の過程という理由もありますが、一方、それとは少し違う原因も。
今回は、筆者の長男が幼稚園に入園した途端、毎日同じ質問をしてくるようになったときのお話をご紹介します。
入園した長男
我が家の3歳の長男は先日、幼稚園に入園しました。
朝送っていくときにも泣かず、先生曰く日中も楽しそうに遊んでいるとのこと。
「すんなり園に馴染んでくれたのかな」と親の私はほっとしていたのですが、一方、入園直後から長男の少し気になる言動が始まりました。
同じことを繰り返し聞いてくるように
入園直後から、長男は毎朝起きるたびに「今日は幼稚園に行く?」と聞いてくるのです。
それだけなら「新しい生活で不安なのかな」と単純に考えられたのですが、その他にも、
「今日は朝ごはん食べる?」
「お母さんは今日どこ行くの?」
と毎日聞いてくるように。
幼稚園から帰ってきたあとは、
「今日は夜が来る?」 「今日は寝る?」
といったことを何度も何度も聞いてきます。
なんでそんなことを聞くんだろう、と不思議でしたし、毎日何度も聞いてくるのでだんだんと質問されること自体が苦痛になっていきました。
ふと、ママ友にこの話をすると
ある日、公園でママ友と会いました。
そのママ友は男の子3人を育てていましたが、ふと私が長男の質問攻めについて話すと「うちの子にもそういう時期あった!」とのこと。
ママ友の子どもも、幼稚園に入園した直後に「箸を持っていいの?」「お茶碗は持って食べるんだっけ?」といったことを繰り返し聞いてくるようになったそう。
そのママ友も、何度も同じ質問をされることに、うんざりしていたそうです。
でも、それも園に慣れていくうちにだんだんと減ったことで、「新しい環境で子どもも不安だったんだ」と気づいたそう。
「不安だったから、自分の行動をいちいち親に確認していたのかなって、今は考えてる」とそのママ友は言いました。
そして「そのうち収まるよ。もう少しの辛抱だね!」と私を励ましてくれました。
子どもの気持ちが少し分かった
ママ友からその話を聞けたことで、私も長男がなぜ同じ質問を続けてくるのか、少し理解できました。
長男も新しい環境に慣れようと、私にいろいろ聞いては、自分の不安を消化していたのだと思います。
同じ質問を何度もされるのは実際参ってしまうときもありますが、できるだけちゃんと答えて、寄り添ってあげようと思いました。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。