筆者の姪っ子も、まさにその状態なのですが……。
まさかの感覚に、ただただ驚いてしまいました。
メイクが大好きな中学生
私には、中学生になる可愛い姪っ子がいます。
姪っ子はメイクに興味深々で、学校にメイクをして行けない分、お休みの日は朝からメイクをしていました。
私は姪っ子と仲良しなので、時々一緒にお出かけをする事があります。
頻繁に会えない分、一緒に遊ぶ時には欲しいものを買ってあげたいという、親馬鹿ならぬ叔母馬鹿状態の私。
欲しいものを聞くと、「新しいコスメ」と言うので、一緒に買い物に行ける時は私が買ってあげたりしていました。
ついつい叔母さんは買ってあげちゃうけど、それはちょっと……
ある日姪っ子と遊んでいると、スマホの画面を見せられました。
それは流行りのSNSで、美女がメイクをしていく動画だったのですが、
「これこれ! こういうのが欲しいんだよ~!」
という姪っ子に、私は困惑してしまったのです。それは……。
ブランド品は大人になってからでいいのでは? 感覚の差が難しい……
その美女が使っていたのは、プチプラのコスメではなく、高級なデパコスばかりだったのです。
姪っ子の同級生たちの中には、プチプラではなくデパコスを親に買ってもらっている子もいるそうです。
「自分は親に頼んでも買ってもらえない!」と、姪っ子は不満気でした。
私は中学生に気軽に買うようなものではないと思ったので、
「デパコスは自分でお金を稼ぐようになってから、好きなだけ買いな」
「誕生日とかなら、一つだけ買ってあげる」
そう慰めましたが、姪っ子は買ってもらえない事には不満が残るようでした。
また誕生日が近くなる頃には、「美顔器が欲しい」と数万円もするものを指定されてしまい仰天。
さすがにどうかと思ったので、姪っ子の親に相談し、その案は却下しました。
今は中学生でもデパコスを持つ時代なのでしょうか?
自分の学生時代と比べて、驚くような発言ばかりでした。
美容への関心が高い姪っ子には何でも買ってあげたいところです。
それでも、何でも好きなものを買い与えるのは違うと思うのです。
今後しっかりした金銭感覚を持てるように、物の価値や高さを知って理解してから、改めて買ってあげたいと思った出来事でした。
まとめ
友達や周りが持っているとなると、自分も欲しいと思うのは普通の事ですが、それを持っていない人が仲間外れにされたりと、思春期特有の難しいお年頃でもあります。
今はSNSが発展し何でも情報が見れてしまう分、大人びている子が多い気がします。
止めすぎると「親の古い感覚」と思う事もあるでしょうし、親世代の価値観と、子どもたちの情報環境から生まれる新しい価値観とのギャップに、本当に難しさを感じています。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。