姑からの嫁比較をされるなんて、そんなの空想の世界のもので、実際に起きるものだとは思ってもみませんでした。そんな筆者に起きた強烈な嫁比較エピソードをご紹介します。

聞こえてきた悪口

ある時、朝ごはん用にスーパーでパンをみんなで購入しようとしたところ、義妹が「私はこちらのパンがいいです」と選びました。

帰宅後に姑が、
「お父さん、聞いてよ。R子さん、他の安いパンじゃなくて、こっちの高いパンがいいって言ったんよ」と悪意のあるような嘲笑を含んだ言い方で舅に告げているのを見てしまいました。

結局、姑は誰のことも悪く言うし、気まぐれに褒めることもあるのかもしれないと感じ、比較されても気にしないようにしようと思うようになりました。

姑が亡くなって

姑はその数年後に病気で亡くなってしまうのですが、葬儀の際に姑のお姉さんから、
「亡くなる直前に、あなたの優しさに感謝してると言うとったよ」と言われ、私は思わず泣いてしまいました。

散々嫌な思いもしましたが、その言葉のおかげか、姑のことを恨まずに思い出として胸にしまえている自分がいるのです。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:長橋知子
38歳で未経験からWEB広告制作の在宅ワークに挑戦し、セールスライター・WEBライターとして活動をスタート。読者に寄り添うライティングを大切にしている。特に、人間関係や育児、地域活動、女性の生き方に関するテーマが得意。また、noteで赤裸々エッセイを発信し、Kindle書籍も出版。「どんな自分でも生きていける」社会の実現を目指して奮闘中。