筆者の友人A子さんは、そんな手土産でまさかの出来事を目撃することになってしまったようです。
手土産を選ぶのって楽しいよね
A子さんは義実家へ行く度に、必ず手土産を持参していました。
姑からは「手ぶらで来てくれていいからね」と言われますが、渡したときに喜んでくれるのが嬉しいのと、普段買わないお菓子を一緒に頂けるから。
そうして手土産を選ぶのも、A子さんの一つの楽しみになっていました。
並んでまで買ってよかった。皆で食べましょう♪
義実家へ行く予定のある日、急遽義姉親子も来るとのことでした。
その日は地元で有名店のシュークリームを買う予定だったので、多めに購入することにしたのです。
大人は1人1個ずつで、義姉の娘とA子娘は2個ずつ食べれるようにしました。
義実家へ行くと、皆シュークリームを見て大喜び！
分け方もきちんと説明し、ティータイムにシュークリームを食べている時に事件は起こったのです。
嘘でしょ？ これってそんなに不公平なことなのかな……
シュークリームが大好きなA子さんの娘は、1つ目をペロリと食べました。
そして2つ目に手を伸ばすと……。
「本当にまだ食べるの！？」
そう制止したのは、義姉でした。
困惑するA子さんの娘をかばうように、A子さんは「子供達は2個食べていいの」と言ったのですが、
「それって不公平～！」
と、義姉はそのまま不貞腐れてしまったのです。
するとそんな義姉を見て、義姉の娘が自分の2つ目のシュークリームを気まずそうに義姉に渡したではありませんか。
「本当にいつも優しいよね♡ ありがと！」
義姉は我が子にシュークリームを返す素振りもなく、堂々と2つ目を食べてしまいました。
義姉の娘は小学6年生で、我が子と同じく甘い物が大好きです。
「ほんとあんたって子は～」と姑が笑っているだけだったのも違和感がありましたし、小学生の我が子に気を遣わせている義姉に疑問を抱かずにはいられませんでした。
まとめ
私も子供の分は多めに買ったりすること、普通にあります。
自分が可愛がっている子供達の為に多めに買うのはいけないことでしょうか？
何よりも我が子より自分の欲を優先してしまう義姉さんには、少し残念な気分になってしまいますね。
娘さんからすれば実はいつもそうさせられているのではないかと、勝手ながら心配してしまいました。
【体験者：30代・主婦、回答時期：2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。