理不尽なクレーマー対応に疲れ果てた日、思い切って普段使わないタクシーで帰宅した筆者の知人A美さん。
ささやかな贅沢で自分を労わりたかったのに、運転手さんがまさかのおしゃべりモンスター!
もう限界……そんな彼女を助けてくれた、救世主とは――!?
ささやかな贅沢で自分を労わりたかったのに、運転手さんがまさかのおしゃべりモンスター!
もう限界……そんな彼女を助けてくれた、救世主とは――!?
救世主は、まさかのアレ!?
ついには、運転手さんの話に相づちを打つ気力すらなくなり、私は黙りこくってしまいました。
それでも運転手さんはお構いなしで、「ちょっと〜、聞いてるの〜?」と空気を読んでくれません。
そのときです。手に持っていたスマホが、突然反応しました。
「すみません、聞き取れませんでした」
ありがとう(涙)
まさかの音声アシスタント機能の返答に、運転手さんも私もびっくり。
私の代わりに、音声アシスタント機能が「勘弁して」と言ってくれたような気がして、つい吹き出してしまいました。
運転手さんは苦笑いをすると、ようやく口を閉じる気になったようです。
音声アシスタント機能よ、ありがとう。
しかし、運転手さんが悪いわけではありません。
私を車で送ってくれて本当にありがとうございます。ただ今日ばかりは、お話はごめんなさい。
家に帰ったら温かいお風呂に入ろう。
そうだ、もったいなくてずっと使えていなかったあの入浴剤、今日は使っちゃおうかな。
そんなことを思っていたら、なんだか心が軽くなったのでした。
【体験者:30代女性・派遣社員、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。