出産は、人生の中でも特に大きな出来事の1つです。心も身体も不安定になりがちな産後、どこで誰と過ごすかは重要ですよね。今回は、最近出産を経験した筆者の友人が、里帰り出産についてのエピソードを聞かせてくれました。

しかし、すぐに「赤ん坊なんて台所の流しで洗えるわよ」「ベビーベッドなんて必要ないわ。床に布団を敷いて寝かせればいいの」と、持論を展開し始めたのです。

義実家の室内には犬がいて、とても床に赤ちゃんを寝かせられる状況ではありません……。

最初は義母寄りだった夫も、その発言にはさすがに引いたようで、少しずつ態度が変わっていきました。

そして最終的には、「やっぱり、そちらの実家に里帰りしたほうがいいよな」と私の味方になってくれました。

心も体も休まる場所で

その後、無事に出産を終え、私は実家で産後の生活をスタートしました。
慣れた場所、信頼できる両親の支え、準備された育児グッズ……どれもが、心から安心できるものでした。

赤ちゃんとの時間にしっかり向き合えたのも、落ち着いて過ごせる環境があったからこそだと思います。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。