街で偶然再会した友人は、別人のようにやつれていた
A子が結婚してから1年後、街で偶然A子と出会った私。幸せな新婚生活を送っているはずのA子は、なぜか別人のようにやつれていました。心配になった私はカフェでA子の話を聞くことに。
するとA子はボロボロ涙をこぼしながら「結婚してから、優しかったはずの夫が豹変した。毎日完璧な掃除や料理を求められ、合格点に達していない日は夫から何時間も怒鳴られる。また、近くに住む義母が度々連絡もなく訪問してくるので、気が休まる暇もない」と打ち明けてきたのです。
「主婦ってこんなに辛いものだったんだね……」とつぶやくA子に、私は「それは違うよ。私は旦那に家事のことで怒鳴られたことも、お義母さんがアポなしで自宅に来たことも一回もないよ。一度家から出て、冷静になった方がいい」と必死で説得しました。
その後、A子は実家に帰り、数ヶ月間夫と別居した後、離婚しました。
離婚後、「今まで私は『家にいる主婦よりも、バリバリ働いてる自分の方が偉い』と勝手に主婦の人を下に見ていたから、ばちが当たったんだね。」としばらく落ち込んでいたA子。
数年経った今、A子はまたキャリアウーマンに戻ってバリバリ仕事をしていますが、以前のように主婦やパートを貶める発言をすることはもうありません。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。