同級生のM穂ちゃんママからの電話……
A子には小学校3年生になる娘がいます。ある日、同級生の女の子M穂ちゃんが家に遊びに来てくれました。外はまだ明るいものの、夕方の5時を過ぎたころから、「M穂ちゃん、そろそろ帰らなくて大丈夫かな」と心配していたA子。
すると、5時半ごろにM穂ちゃんのスマホにM穂ちゃんのママから電話がありました。M穂ちゃんのママが、「そっちまで迎えに行こうか?」とどうやら一度は言ってくれたらしいのですが、M穂ちゃんは「1人で帰れる!」と言ってしまったよう……。
M穂ちゃんママの一言にモヤモヤ!
するとママが「心配だからA子娘ちゃんに送ってもらいな!」と言った、とM穂ちゃんがA子に言うのです。A子はそれを聞き、すごくモヤモヤしました。娘1人でM穂ちゃんの家まで送らせたら、帰りは娘が1人になるのは目に見えています。M穂ちゃんのママは、自分の子どもの心配ばかりで、他人の子どもはどうでもいいと思っているのかな、と疑問が残りました。
とりあえず一緒に送ることに……
M穂ちゃんが電話を切った直後だったので、再度ママに電話してもらおうとも思ったのですが、関係がこじれるのも面倒だと思ったA子。
結局A子は、娘と一緒にM穂ちゃんを家まで送ることに。M穂ちゃん宅に着いたときには、玄関の鍵がかかっておらず玄関先でバイバイしたのですが……。何度M穂ちゃんが「ママ~」と大きな声で呼んでも、ママが玄関に出てくることはありませんでした。何か急ぎの用事をしていたのかもしれませんが、リビングのカーテン越しに髪の長い女性の姿が見えるにもかかわらず、挨拶もお礼も言われずに終了。
皆から煙たがられていたママ……
後日、ほかのママ友にM穂ちゃんママのことを話すと、「やっぱりね」「ちょっと変わった人だから」等々、皆がM穂ちゃんママとは距離を置いていることが分かりました。
子ども同士が仲良くするのは構いません。これまでは子ども同士が仲が良ければ親同士も交流が必須だと思っていたのですが、必ずしも親同士が仲良くする必要はないのだということに気付けたA子でした。
いきなり何を言い出すか分からない変わったママとは、程よく距離を置くのが一番かもしれませんね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。