最近、些細なことから喧嘩が絶えなくなっていた私たち夫婦。
お互い喋らない状態のまま1ヶ月が経過したとき、義姉から言われたきつい一言とは!?
筆者の友人J子が実際に体験したエピソードをご紹介します。

些細な喧嘩が絶えない毎日

夫とは元々高校の時の同級生で、お互いなんでも話し合う関係の夫婦でした。

しかし子供が産まれて私が職場復帰した頃から、お互いに心の余裕がなくなり、些細なことで喧嘩が絶えないように。

口喧嘩をするのも次第に疲れて来て、
「あっちが謝ってきてくれるまで無視しよう」
と思っていたら、あちらも同じ態度。

お互いが「言わなくてもわかるはず」と「あちらが折れるべき」と思い、家の中でほとんど喋らないまま1ヶ月が経過しました。
家庭内では、子供の声しか聞こえない状態になっていたのです。

状況を見抜いた義姉が一言喰らわす!

「このまま、ずっとこうなっちゃうの、私たち?」
と不安に思いつつ、意固地になってしまい、お互いなかなか口を開けません。

そんな時、息子の誕生日に義姉がお祝いを持って我が家に遊びに来てくれました。

私たちの夫婦のギクシャクした関係は隠したまま、明るくおもてなしをしたつもりでしたが、しばらくして、義姉が一言。

「二人とも、さっきからお互い目を合わせてないよね?」
「ちゃんと話してる?」

そして
「あのね、夫婦なんて、簡単に壊れるんだよ」

とぐさっとした一言。

義姉からのきつい言葉には理由があった

「うちみたいになる前に、ちゃんと向き合いな」
と義姉。

義姉自身、5年前に離婚を経験。その実体験があるからこその厳しい言葉でした。

「お互いに感謝の言葉を、今口に出してみて」

さらに義姉は
「お互い、相手に感謝していることを、口に出してみて。なんでも、無理やりでもいいから」
と私と夫に言いました。

私は夫に対し
「毎日、頑張って働いてくれるところ」

夫は私に対し
「子育てや家事をしっかりやっていて、細かい部分に気づいてくれるところ」

そんな風に口に出して言ってみると、不思議なものであれだけ頑なだった気持ちが、だんだんほぐれていく気がしました。

義姉の言葉に感謝

義姉が帰った後、夫と私はお互いに
「ごめん」
「意地を張りすぎていた」
と謝り合いました。

義姉が私たちに言った
「意固地になって、良いことなんて一つもない」
という言葉は、まさにその通りと実感。

義姉のおかげで、膠着状態だった関係を変えることができた、私たち夫婦。
あの時、義姉がかけてくれた言葉に、今も感謝しています。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。