ママ友にマウントを取られるEさん
Eさんは娘が小学5年生になり、クラス替えをした時に新しいママ友Zさんと親しくなりました。懇談会で隣の席になり、ちょっと話をしただけで意気投合し、趣味や推し活で盛り上がることができました。
しかしそんなママ友Zさんは、普通に過ごしている分には害はないのですが、何かとマウントを取りたがる気質。よくある夫の職業や年収はもちろんのこと、子どもの習い事や身につけているものにもマウントを取ってくるのです。
過去を思い出すように……
Zさんのマウントはだんだんエスカレートしてきましたが、Eさんもスルーする術が身についていったので、なんとか問題なく過ごせていました。
しかしある日、推し活のことを話していたら、今まではなかったEさん自身の容姿についてまでもマウントを取るようになってきたのです。
Eさんは学生時代に容姿をいじられたことがあり、その時に嫌な思いをした経験がありました。Zさんの言葉に傷つくというよりも、当時の思い出が呼び起こされることに対して、Eさんは日に日に気に病んでしまっていました。
天罰を下したのは、子どもだった!
ある授業参観の後のこと。EさんがZさんと話をしていると、またEさんの容姿の話が始まってしまいました。今までは二人きりの時だけだったのに、公衆の場で言ってくるようになるなんて、もう付き合いを止めようと思った時でした。
その時近くにいたZさんの娘が「ママ、それマウントって言うんだよ。ほんと恥ずかしいからやめて。一緒にいたくないわ」と言ったのです。
それからというもの、ZさんのEさんに対してマウントを取る言動は、少しだけ落ち着きました。小学5年生にもなる子どもにしてみたら、親がマウントを取っている姿ほど恥ずかしいものはないようです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。