あるママ友の、プライバシーを踏み越えた質問に、思わずドン引きしたA子さん。
楽しいはずの場を凍らせた、ありえない言動とは?
距離感の大切さを、しみじみ思い知ることになったエピソードです。
楽しいはずの場を凍らせた、ありえない言動とは?
距離感の大切さを、しみじみ思い知ることになったエピソードです。
新しい土地で
私たち家族は、夫の転勤をきっかけに、郊外の住宅街へと引っ越してきました。
知らない土地での暮らしは不安もありましたが、近所には同年代の子どもを持つ家庭も多く、自然とママ友たちと顔を合わせるようになりました。
幸いなことに、皆さん穏やかで話しやすく、新しい環境にも少しずつ慣れてきたころのことです。
そんな質問、する!?
ある日、ママ友繋がりでB子さんと出会いました。
ニコニコと愛想よく話す彼女は、とても気さくでいい人そう。
子ども同士が同じクラスということもあり、仲良くなれそうと思ったのも束の間――。
彼女の口から、驚きの言葉が飛び出しました。
「ねえ、旦那さんの年収ってどれくらい? うちは、まぁまぁある方だと思うんだけど〜」
「……えっ?」
予想外の質問に、思わず言葉を失っていると、矢継ぎ早に次の質問が。
「あっ、そうそう、おたくのお子さん、期末テストは何点だった?」
初対面とは思えない、ぶしつけな質問のオンパレードに、私はかなり動揺してしまいました。