家族というのは、時にあたたかく、時に息苦しいものです。特に義理の家族との関係は、難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。今回は筆者の友人が義実家で体験したという、「忘れられない出来事」をご紹介します。
子宝に恵まれず
結婚して数年が経ちましたが、なかなか子どもに恵まれず、私たちは不妊治療を始めることにしました。
義実家にもそのことは伝えていて、理解してもらっているつもりでした。
ある日、義両親の結婚記念日のお祝いで、家族全員が集まることに。
義兄夫婦は子どもを2人連れてきて、リビングは賑やかな笑い声で満ちていました。
義兄嫁の爆弾発言
そんな中、義兄嫁がいつものように「育児大変アピール」を始めました。
「毎日バタバタで自分の時間なんてないよ~」
「夜泣きもするし、もう本当しんどい!」
私は「そうなんですね〜」と相槌を打ちましたが、内心は少し複雑な気持ちでした。
すると次の瞬間、義兄嫁が爆弾を投下したのです。
「でもまあ、子なしの人には分かんないか〜。ラクでいいよね!」
リビングの空気が凍りつきました。
義兄は「おいおい、言いすぎ」と苦笑いし、義母も「まあまあ……」と曖昧な反応。
義父にいたっては「子どもいないと自由でいいよな〜」とさらに追い打ちをかけるように言いました。
私は何も言えず、ただうつむくしかありませんでした。